女性専用車両に乗り込んでしまいそうになった話

まいど。阪急電車の梅田駅で、来る電車を待っていたときの話です。

座りたくて座りたくて震えながら乗車待ちの先頭に並んでいたわたくし。「快速急行」っていうのを待ってました。正しく言うと、快速急行に乗ろうとしたのですが、座れないし、1本遅らせてもまだ約束に間に合う時間だったので、これを見送って、列の先頭に立って次のに座ろうとおもってました。立ってた場所がたまたま「女性専用車両」だったのですが、「クロスシート限定」みたいなことが書いてありました。快速急行だったら、クロスシート(二人掛け)のは来ないはずなので、無視してました。

さて、電車が入ってきました。こういうタイプの車両が、ノソノソと入線してきました。

9300系やん。クロスシートやん。

快速急行とちゃうやん。通勤特急なんて・・聞いてへんぞー

あわてて他の車両に移動するも長蛇の列。座れるのか、いや、絶対座ってやる、道徳的に正しく並びつつ自然に座ってやる、そういう強い意志を持ってならびました。結果、ちゃんと座れました。ああ、よかった。

 

ところでその列には、当然沢山の女性が並んでいまして、先頭に居た僕を見つめ続けていたとおもわれるのですが、どういう気持だったのでしょうか。

「明らかにオッサンだ。おかしい。」

「知らないのか?」

「日本語がわからないひとなのか?」

「それとも確信犯?変態なのか?」

「いや、オッサンに見えるけど女性??」

しかしですね、えっとですね、

間違えてるのは僕なので原因は僕にあるのですが、「ここ女性専用車ですよ」と声をかけてほしかったとも、おもうのです。

 

 

最近、とあるところの研修を受けて、自分がいかに「自分のことしか」考えてないかということに気付かされました。

他人のことを考えてるつもりで実は、自分のことを考えているのです。

以前、女性専用車のとこに並んでるオッサンを見たときは、「あ、あのひと、まちがえてる。だめねえ。そして自分はそこが女性専用車だってことを知ってる人なのだよ」という感情が起こりました。 そのひとには「そこ女性専用車ですよ」っておしえてあげたのですがなぜか「勝った」って感情が起こったのを覚えてます。

これも他人のためになってるつもりで、実は、「自分が正しい、ってことを言いたい」気持が働いてます。このことに気づいたのも、その研修を通してでした。

そしてその気持は、出てきてしまうものです。なぜなら自分に対する「防衛反応」だから。でも、そういう自分に気づいたときには、「他人のことを考えてたつもりだったのに、考えてなかった。自分を守ってた」ことが45年間の人生でトップ3に入るくらい衝撃的でした。そして、「ほんとうにやさしいひとになる!」と自分の気持ちを決めることが出来るようになりました。

 

交流会やシェアサロン、地域創生などの、人の集まる「コミュニティー」づくりに関わりつつ役割として動画やホームページもつくる、といった仕事が最近徐々に増えてます。コミュニティーづくりをとおして、「自分なしで 相手のことを考える」ひとの輪を広げていこうとおもいます。


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