値段やブランド力で他社に勝てなくても、差別化は出来る。
まいど。御堂筋イルミネーションの季節になりました。
このイルミネーションを見ると思い出すのは、会社員だった2008年、この御堂筋イルミネーションが始まった年。当時、営業所が淀屋橋あたりにあり、12月には毎日、このイルミネーションを見て帰宅していました。
当時はパソコンメーカーで営業をしていました。パソコンは部品レベルではメーカー間の差がほとんどなく、購入の理由の大半が、メーカーの名前か、ブランドイメージか、値段の安さか。 業界内の出荷台数シェアが1パーセント、100人のうち99人が『知らない』メーカーにいた僕にとっては、まずブランドイメージの戦いで敗れることが多く、では価格で対抗できるかというとDellとかの大手メーカーのほうが安い、そんなものを扱ってました。
それでもこのメーカーを選んで買ってくださるかたがいらっしゃいました。このイルミネーションを見ながらその人たちのことを思い出して、その買ってくださる理由が「知ってる人(=わたし)が営業だから」だと気づいた時に、ひとつの差別化戦略が思い浮かびました。
当時、近畿地方で「ゼロ」だった販売代理店を、そこから4年間で60社ほどまで増やし、また、全国の代理店営業統括として372社まで増やしたのですが、そのなかの何割かは、このイルミネーションを見ながら考えついた差別化戦略に沿って行動した(他の営業担当社員さんにも行動してもらった)結果でございます。
話は変わりまして、きのう、あるかたとしゃべってるときに、「ホームページ制作って差別化難しくないですか?」と聞かれました。確かにホームページ制作も、「どの業者に頼んでいいか、違いがわからん」とおっしゃるかたも多くお見受けしますが、超イケてるデザインをつくれるわけでもないし、大企業の案件に実績があるわけでもない、こんな私を選んでくださるかたもいらっしゃるのです。
自分が2008年の冬に、このイルミネーションを見ながら考えついた差別化戦略。いまでは自分自身の当たり前の行動になってしまってますが、だから、もしかするとこの戦略を忘れてるかもしれない。このイルミネーションを見て、改めて、そのときの差別化戦略を思い出したのでした。
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