ひとりひとり、ちがって、いいんですよ。学校の場でも 〜クラーク記念国際高校野球部 甲子園出場決定で思い出したこと〜

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まいど。今日は主催のランチ交流会がありました。 おいしかったー。

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と、余韻を楽しんでいたら、北海道の「クラーク記念国際高等学校 野球部が甲子園出場を決めた」というニュースが飛び込んできました。

クラーク記念国際高等学校は通信制。実はこの、夏の甲子園出場は、「通信制で初」なのだそうです。

通信制といっても野球部員は、週5日・6時限の授業をちゃんと受けて、放課後に練習するそうです。かつて吉本新喜劇のギャグで「こうみえても 昔、空手やっとったんや…通信教育やけどな」というのがありましたが、決して通信教育で野球をしてるわけではありません。

クラークは通信制ですから、北海道の深川市にある本校以外に、スクーリングを受ける校舎が全国に何箇所もあります。そのなかの2箇所、西宮と姫路で、15年ほど前、選択科目の講義を担当していたことがあったのを思い出しました。

いろんな生徒さんがいらっしゃいました。とにかく1日じゅう校舎にいて勉強してる生徒がいるかとおもえば、音楽を聞いてる生徒もいるし、和室で寝ている生徒もいる。

学習塾講師として12年ほど働いていた僕が驚いたのは、その、音楽を聞いてる生徒も、和室で寝ている生徒も、その行動が認められてるということでした。 教諭陣から放置されてるわけでなく、教諭から「聞いてていいよー」「寝てていいよー」と認められているのです。 というか、生徒がくつろぐための和室があるって! 学習塾では認められない行動だし、そういうことをする生徒は人として認められないので、衝撃的でした。

(※2つの校舎に行ってましたが、和室があったのは当時の西宮だけだったので、すべての校舎にあるわけではないとおもわれます)

クラークに来ていた生徒さんの多くは、中学や高校で、学習面とか、人間関係面など、何らかの面で阻害を受けたひとたち。存在を認めてあげられることが必要なひとたち。クラークに居た1年間で、なかのは、「人として認めるとはどういうことなのか」ということに気付かされました。

もうクラークに行く機会はないとおもいますが、また経験してみたい学びの機会であります。


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